「追放領主の孤島開拓記 ~秘密のギフト【クラフトスキル】で世界一幸せな領地を目指します! ~ (サーガフォレスト)/長尾隆生」シリーズ全巻のあらすじ・感想

レストは伯爵家の長男として、将来の後継ぎとなるべく貴族として必要な様々なことを無理やり勉強させられる。

しかし、辟易しており、逃れるために腹違いの弟を跡継ぎにしようと暗躍し始めた継母を利用する行動をとる。

自ら追放されるように仕向けるのは面白いが、追放された先は最果ての島という。

心許せる臣下達と共にのんびり暮らすため、領地開発を始めることに。

ただ、レストにはS級ギフト【クラフトスキル】があり、便利ではあるものの伯爵の長男である時は隠さなくてはならなかったから、今は領地開発で心許せる臣下達しかいないことで、隠す必要がなくなる。

臣下達は有能な人たちばかりではある。

普段は必要な時以外は無口なアグニだが、かわいいもの好きでもふもふな動物を見ると暴走気味になるのが面白い。

しかも、最初はその暴走のせいで怖がられるのが可哀想にも思えるが仕方がない気もする。

フェイルは秘めた物があると言われているが、今はあまり感じることがなく、ドジっ子な部分が見られて可愛らしさがありつつ面白さもある。

レストたちは最果ての島で、のんびりと賑やかに領地開発を進めていく。

今後どんなことが起こるのかが楽しみです。

コリトコは不治の病のせいでウデラウ村を追放されたレッサーエルフだったが、レフトたちによって救われて生まれ育ったウデラウ村で父親たちと再会。

レフトはウデラウ村の人たちに領民になってもらう。

村の開拓を進めながらも、ある日に行倒れの獣人と出会う。

ヴァンとエストリアは、ガウラウ帝国の皇族と知るが気さくな感じがする。

しかし、姉弟のやりとりは微笑ましい。

レフトのギフトである【クラフトスキル】で、どんどん領地を開拓していくなか、ドワーフたちが来訪し領民が増えてきている。

賑やかさが増していくが、ほのぼのとした雰囲気もあって、今後どんな領地開拓をしていくのかが楽しみです。