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「化けてますこだぬき、落語家修業中(双葉文庫)/遠原嘉乃」の感想

読書関連
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ライト文芸・キャラ文芸が読みたくなり、この作品に出会いました。

遠原 嘉乃さんの作品は初読みです。

キャラ文芸もBOOK☆WALKERの読み放題で読める作品があります。

今回の作品は、双葉文庫です。7月末までの期間限定の作品です。

「化けてます こだぬき、落語家修業中」の感想を書いていきます。

あらすじ

とある四国の山の中、夜な夜ラジオの前に集まって落語を楽しく聞く狸たちの中に憤る子狸が1匹。落語では、狸は笑いものになるばかり。狸が活躍する落語を創ってやると旅立ったこだぬきは、ひょんなことから落語家・枝鶯の弟子になることに。枝鶯は孫娘の梓に新弟子を紹介するが、狸が弟子ということに梓は驚きを隠せずにいた。しかし、慣れない人間生活に戸惑いながらも、一心不乱に落語家になるために頑張る子狸に梓は心を打たれ――。

引用元:BOOK☆WALKERより

感想

上方落語がモチーフにしたほのぼのする物語。数十年ぶり落語家・枝鶯が弟子をとった。それは、落語好きの狸で、こだぬきの落語に対する熱意には感心をしました。

枝鶯が弟子を数十年もとらなかった理由が娘を弟子にとられたからという。こういう世界ではあり得ることなのかと考えてしまいました。

落語や落語界などに造詣がなくわからない部分もありましたが、こだぬきと枝鶯の孫娘・梓が可愛く、読みやすい文章で楽しめました。

読者を選ぶ作品だなと思います。落語に興味がある人や落語好きな人だと楽しめる作品。落語の蘊蓄が豊富にあり、私自身も落語に興味をもちました。

さいごに

ほのぼのとした日常が描かれている作品も読むと和みます。

この作品の続きが読みたいという気持ちでいっぱいです。

BOOK☆WALKERの期間限定の読み放題で双葉文庫作品が読めるのはありがたいです。

今後もどんな本に出会えるのかが楽しみです。

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