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「あひる (角川文庫) / 今村 夏子」の感想

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前から気になっていた作品をBOOK☆WALKERの読み放題で読みました。期間限定での作品ではないので、いつでも読めます。

私は1日1冊の本を読んで、感想をブログに書いています。特にジャンルを問わずに面白そうな作品や気になる作品ならば、純文学でもエンタメ小説でもラノベでもなんでも読みます。

今回の記事は今村夏子さんの「あひる」の感想ブログです。

あらすじ

我が家にあひるがやってきた。知人から頼まれて飼うことになったあひるの名前は「のりたま」。娘のわたしは、2階の部屋にこもって資格試験の勉強をしている。あひるが来てから、近所の子どもたちが頻繁に遊びにくるようになった。喜んだ両親は子どもたちをのりたまと遊ばせるだけでなく、客間で宿題をさせたり、お菓子をふるまったりするようになる。しかし、のりたまが体調を崩し、動物病院へ運ばれていくと子どもたちはぱったりとこなくなってしまった。2週間後、帰ってきたのりたまは、なぜか以前よりも小さくなっていて……。なにげない日常に潜む違和感と不安をユーモラスに切り取った、河合隼雄物語賞受賞作。
解説「今村夏子は何について書いているのか」(西崎憲)収録。

引用元:版元ドットコムより

感想

表題作の「あひる」では、語り手の私と父親と母親の3人暮らし。

ある時に父親があひるの「のりたま」を貰ってきた。「のりたま」は近所の子供に人気になる。賑やかさのある日々。

「のりたま」が体調を崩して父親が病院へ連れて行くが、「のりたま」と戻って来た時に前の「のりたま」と違うことに気づく。

「のりたま」が不在の時は、近所の子供は来なくて寂しい感じになる。「のりたま」が戻ってくると近所の子供も戻ってくる。

深夜に男の子が来客する。鍵をなくしたと言って、家の中を探す。しかも、カレーとケーキを食べて帰って行く。

弟夫婦に子供が出来、同居することになる。それとともに、「のりたま」の小屋も破棄される。

表題作の「あひる」以外に「おばあちゃんの家」と「森の兄妹」が収録されています。

3作ともなにげない日常に潜む不気味さがある作品でした。

さいごに

何気ない日常を描いた作品にも面白さがある。

BOOK☆WALKERの読み放題でいい作品に出会えていて嬉しいです。

今後はどんな作品に出会えるのか楽しみ。

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